壁紙に関するそんな疑問を解決!しっかりと前準備をして貼り方のコツさえ掴めば、初めての方でもキレイな壁に仕上がります。のりや両面テープを使った基礎編から、コンセントまわりなどの応用編まで写真付きで詳しく解説します。
壁紙DIYをマスターして、いつでも気軽にお部屋のイメージチェンジ!リフォーム業者に頼まなくてもOKなので、費用を抑えられてお財布にも嬉しい。貼って剥がせるのりを使えば賃貸でも安心してDIYできます。今すぐチャレンジしてみましょう!
不織布(フリース)壁紙の貼り方
-
基本的に横幅50cm前後でロール状になった壁紙を縦に繋いで壁に貼っていきます。
-
フリース壁紙は「突き付け」なので2巾目以降は壁紙の端と端をピッタリと合わせていくだけ!
-
貼り始める場所は基本的にどこからでも大丈夫ですが、カッターの持ち手と反対柄から貼っていくと施工しやすいです。
-
1.養生をします
床や保護したい所を汚れないようにマスカーで養生をします。 マスカーは、終わった後ごみをまとめて捨てられるので簡単です。 マスカーがない場合は、ビニール袋を分解して繋げたり新聞紙でも大丈夫です。
-
2.のりを準備します
バケツに生のりを必要量入れ、ローラーやハケでよく混ぜます。※開封後はできるだけお早めにお使いください。使い切ることが理想ですが、残ってしまった場合は輪ゴムやキッチンクリップなどで口を固く締めて保管してください。
-
3.1巾目ののりを塗ります
壁紙の1巾分よりはみ出すようにのりを塗ります。のりは指でなぞって線が出るくらいたっぷりときれいに塗ります。だいたいの部分が塗れたら小さいハケで壁の隅やつなぎ目を二度塗りしていきます。しっかり全面に塗りましょう。
-
4.1巾目の壁紙を貼ります
縦ラインを合わせる基準として貼っていきます。切りしろ部分を出す為に、3〜5cm上にはみ出すように貼ります。壁紙を貼って、ロールになっている余り部分は作業をしやすくする為に3〜5cm残してカットします。撫でハケで壁紙の空気を抜くようにしっかりと撫でていきます。「中央→上、中央→下」に撫でると壁紙がずれずに空気が抜けます。
-
5.余分な部分をカットします
竹べらを使ってクセをつけてカットラインを作ります。まっすぐな線ができるまでしっかりとクセを付けていきます。地ベラ(定規)を壁の隅にしっかりと押さえてカットしていきます。地ベラとカッターは切り始めたらなるべく壁から離さないように滑らせて カットしていきます。どこを切る場合でも「壁紙→地ベラ→カッター」の順に置いていきます。 刃は切る面に対して水平に寝かせるように切ると切りやすいです。
-
6.2巾目ののりを塗ります
1巾目と同様に2巾目にのりを塗っていきます。 壁紙のつなぎ目部分は1巾目を少しめくってのりを塗ると塗り残しがなくしっかりと塗れます。つなぎ目部分をキレイに塗ると施工後の壁紙の縮みが出にくくなります。
-
7.突きつけ、柄合わせ
フリース壁紙は、端と端を重ねずにぴったりと合わせるだけの 「突きつけ施工」です。なので壁紙を壁に置いて手でググッと動かして正しい位置に持っていきます。柄合わせが必要な場合は、壁紙を上から置いて柄が合う所まで上に スクロールしていきます。柄合わせが必要ない(無地、ストライプ等)は、上に3〜5cm切りしろを作って貼っていきます。
-
8.撫でハケ、余分な部分をカット
しっかりと位置が決まったら撫でハケで空気を抜きます。1巾目と同様に余分な部分をカットします。
-
9.繋ぎ目圧着、のりを拭き取り
2巾目が貼れたら、1巾目とのつなぎ目部分をジョイントローラーで コロコロして圧着します。その後、天井や床など余分な所についたのりを拭き取ります。3巾目以降も6〜8の手順を繰り返します。最後まで貼れたらのりの塗り残しがないか確認して汚れをふき取り、養生を外したら完成です!
マスキングテープ&両面テープ編
-
1.壁紙を貼る前の準備
こちらの引き出しに貼っていきます!取り外しが可能な取っ手などは、事前に外しておいて壁紙を貼ってから付け直します。
-
2.マスキングテープを貼ります
マスキングテープを貼っていきます。貼る場所が縦長の場合は、マスキングテープを縦方向に貼っていくと壁紙を貼る時に貼りやすいです。
-
3.両面テープを貼ります
マスキングテープの上に両面テープを貼っていきます。
-
4.柄の位置を決めます
見せたい柄など壁紙の位置を決めて、両面テープを1つずつ剥がして貼っていきます。
-
5.余分な所をカットします
壁紙を貼り終わったら、余分な所をカットしていきます。基本は地ベラを使いカットしますが、地ベラがあてられない場合は、カッターの刃を長めに出して、境目に沿わせて滑らせるようにカットします
-
6.あっという間に完成!
完成です!マスキングテープで下地を保護するので、剥がす時もラクラク。気分に合わせていつでも貼り替えができます。事前に目立たない場所で、マスキングテープが剥がせるかをお試しください。
「角の納まり」
とってもキレイに納まります。これさえ分かれば角が来ても余裕で出来ちゃう♪
-
1.余分な部分がでます
あと1巾分の所は、壁紙が横にも上にも余分な部分がでます。
-
2.繋ぎ目を合わせます
繋ぎ目を合わせて壁紙を貼ります。
-
3.折り目を付けます
だいたいの場所がわかったら上から折り目を付けていきます。折り目を付ける順番は、上→下→横です。
-
4.余分な部分も折り目を付けます
上と下の折り目は、余分な部分もしっかりと折り目を付けます。
-
5.横にも折り目を付けます
上と同じように下にも折り目をつけて、最後に横もある程度折り目を付けます。
-
6.カットラインを確定させます
必ず横から切ってください。折った壁紙も一緒に切ります。まず竹べらでカットラインを確定させます。この時も2枚一緒にカットラインをつけます。
-
7.カットラインに沿って切ります
カットラインに沿って重なっている所も一緒にカットします。(下も同様)
-
8.完成です!
横がカットできたら通常通り上と下もカットして完成です!
「角の納まり(梁部分)」
そんな時の貼り方をご紹介します。これが分かれば、どんな出っ張りでもパターンは同じなので出来ちゃいますよ♪
-
1.余分な部分がでます
このように梁が出ている場合は、壁紙に切り込みを入れて貼っていきます。
-
2.繋ぎ目を合わせます
壁紙を貼っていき、出っ張っている所の角に来たら矢印の所に分かるように印または、跡を付けます。
-
3.折り目を付けます
右上から印に向かって切り込みを入れます。出っ張りが複雑な場合は、切り込みの入れ方も工夫が必要な場合があります。
-
4.余分な部分も折り目を付けます
切り込みが角の所までしっかり入ればこのようになります。切り込みが角の所まで来て浮いてしまう場合は切り込みを少しずつ入れていき調整していきます。
-
5.横にも折り目を付けます
あとは、それぞれの角に折り目を付けて壁紙をしっかりと貼っていきます。(下も同様に折り目を付けます)この時のりが乾いてしまう場合があるので、もう一度のりを塗っておきましょう。
-
6.カットラインを確定させます
壁紙が貼れたら竹べらでしっかりとカットラインを付けて必ず横から重ねた壁紙も一緒にカットします。カットする順番は横→上→下です。
-
7.カットラインに沿って切ります
横に余ってしまった部分も同様に竹べらでカットラインを付けて横から重ねた壁紙も一緒にカットします。
-
8.上下もカットします
最後に上下もいつものように余分な部分を切ります。
-
9.完成です!
きれいに貼れました!
「コンセントまわり」
コンセントカバーが外せるタイプの場合、すべて取り外してから貼ると仕上がりがきれいになります。
-
1.カバーの取り外し
コンセントのカバーを外します。台とカバーの隙間に爪を入れ、力を入れて少しずつ外していくとカパッと外せます。
-
2.ベースプレートの取り外し
次にベースプレートも外します。ドライバーでネジを外します。その際に外したネジをなくさないようにカバーと一緒にとっておきます。
-
3.ネジを外します
一般的なコンセントは2〜3箇所のネジで固定されていることが多いので、すべて取り外します。
-
4.準備完了
これで、壁紙を貼る準備が整いました!
-
5.目印を付けます
壁紙をかぶせて、丸をつけた部分を指で押さえてカットする時の目印を付けます。(切ってしまうのでペンで印を付けてもOKです)
-
6.切り込みを入れます
その印に沿ってバッテンを作るようにカッターで切り込みを入れます。切りすぎないように少しずつ切っていきましょう。
-
7.切れ目を広げていきます
コンセントの金属部分が完全に出るまで最初の切れ目から少しずつ広げていきます。切る範囲はカバーを当ててみて隠れる範囲であれば大丈夫です。後で切ってしまうので、切れ目は何個入れてもOKです。
-
8.カットします
切り込みを入れたらしっかりと折り目を付けて地ベラとカッターでカットしていきます。この時も切りすぎないようにゆっくりと切ります。
-
9.4方向すべて切ります
4方向すべて切ります。切る方向に合わせて、地ベラやカッターの持ち方を変えると切りやすくなります。
-
10.カバーを取り付けます
壁紙がカットできたら最初に外したカバーを取り付けていきます。
-
11.ネジを止めます
最初と同じようにドライバーでネジを止めていきます。
-
12.完成です!
最後にカバーをカチッと音がするまではめ込んで完成です。
「トイレタンク裏」
貼るのが難しいのでは?いいえ、実は簡単です!
-
1.1枚目を貼ります
いつも通り1枚目を貼ります。
-
2.切るラインの目星を付けます
タンクの上に乗せてだいたい下のラインの所からカットします。
-
3.印を付けてカットします
切る長さは、タンクの端から5cm内側まで。切りやすいように印をつけるとカットしやすいです。
-
4.縦もカットします
縦もカットします。横の切れ目から折り目を付けるとカットしやすいです。
-
5.タンクの後ろに滑らせます
たるませてタンクの後ろに滑らせていきます。のりが乾いている場合があるので、貼る範囲にもう一度塗っておきましょう。
-
6.空気を抜きます
しっかり貼れたら道具や手で撫でて空気を抜きます。床まで来た壁紙の余分な部分をカットします。地ベラ2号が小さくて使いやすいですよ♪
-
7.2枚目も同様に切ります
コンセントの金属部分が完全に出るまで最初の切れ目から少しずつ広げていきます。切る範囲はカバーを当ててみて隠れる範囲であれば大丈夫です。後で切ってしまうので、切れ目は何個入れてもOKです。
-
8.2枚目も滑り込ませます
切り込みを入れたらしっかりと折り目を付けて地ベラとカッターでカットしていきます。この時も切りすぎないようにゆっくりと切ります。
-
9.完成です!
完成!カットした部分が見えてしまうのでは?と心配になりますが、覗き込まない限りは表から見えません!